老虎菜 オーキッドコート店 (2019/05)


名前老虎菜 オーキッドコート店

場所:〒658-0073 兵庫県神戸市東灘区西岡本2-7-3 オーキッドコート右峯館 1F
地図はこちらからどうぞ

交通手段:JR東海道線 住吉駅から徒歩8分

営業時間:11:00~13:00(平日) 17:30~21:00 毎週木曜・第三水曜

また行きたい度:=☆☆☆☆☆=閑静な住宅街に突如現れる本格中華とこだわりワインの素敵なコラボ

外部リンク老虎菜の公式HPへのリンク

備忘録

(2018/06/09記載)
2019年5月下旬の週末、所要で神戸に行った際に再訪。
調べてみると、前回は2018年5月に行っているようで、ほぼ1年ぶりの利用となった。

前回と同様に地元の知人に事前に予約をしてもらったが、やはり週末は予約で埋まってしまうお店。
こちらのお店は17:30と19:30の2回転のみとなっており、今回は17:30の回で予約をお願いした。


お店に着いたのが17:25頃、既に店内では食事を始めている人たちがいたが、その後17:45頃になると40席程の店内は満席に。


こちらが店内の様子。
20席程度のキャパの客席はL字型に配置されており、奥はガラス張りとなっておりとても開放感がある。
子連れでの利用も多く、オシャレな雰囲気ながらとてもアットホームな感じがある。

さて今回は4名での利用という事もあり、紹介してくれた知人が張り切ってオーダーしてくれた。


こちらがこの日のメニュー。
メニューはランチョンマットを兼ねているので、先にある程度注文をしておかないとテーブルが料理で埋め尽くされてしまい読めなくなってしまうので注意が必要。

今回は「本日のお刺身サラダ(1300円)」、「よだれ鶏(950円)」、「春巻き(1本300円)」、「アオリイカの葱山椒ソース(950円)」、「上海小籠包(750円)」、「トマト焼売(750円)」、「季節の野菜ガーリック炒め(1800円)」、「鎮江黒酢のとろとろ角煮酢豚(2000円)」、「中国蒸しパン(1個200円)」、「汁なし四川担々麺(1400円)」を初回で計10品。
その後も追加で「悪大魔王スペアリブ(2000円)」をオーダーし、締めにデザートを頂いて大満腹。

まずはワインから。
中華料理のお店ながら、ワインもなかなか充実しており、赤・白・泡それぞれ数種類がオンリスト。
値段もボトルで3500円からとなかなかリーズナブル。


今回注文したのはこちら。
イタリア・シシリアの「ドンナフガータ リゲア(4800円)」
お店で注文するとそれなりのお値段だが、市価でも3000円なのでお店で飲む金額としてはそこまで高いという印象はない。


こちらのワインを飲みながら待っていると、最初に提供されたのは「本日のお刺身サラダ(1300円)」。
この店舗の全ての料理に共通して言えることだが、「中華」と聞いて想像する料理が提供されない。
こちらも中華かというとそういうイメージは無く、ただ、炒めたカシューナッツやパクチー等が使われており、いわゆる「カルパッチョ」ではなく、なんとなく中華系の料理の味に仕上がっている。


続いて提供されたのは「よだれ鶏(950円)」。
こちらは前回も注文した料理だが、鶏の身の柔らかさもそうだが、何と言ってもタレが癖になる味わい。
濃口でピリ辛なのだが、どうしても飲みたくなってしまう後を引く味。
鶏肉にたっぷりと染み込ませて頂きたい。


そして次に提供されたのが「春巻き(1本300円)」。
前回訪れた際に一番衝撃を受けたのは実はこの春巻き。
中の餡にはプリプリのエビがたっぷり入っていることもその理由の一つだが、何と言ってもそのサクサク感がたまらない。
少し冷めてから食べても皮はサクサクでパリパリ。
回りの人にも聞こえる程カリカリに仕上がっており、この食感が本当に癖になる。
断面を見てみたが、一般的な春巻きよりもかなり緩く巻かれており、この緩さがサクサクでパリパリの食感につながっているのかも知れない。


こちらは「アオリイカの葱山椒ソース(950円)」。
今はアオリイカが旬という事でオーダーリストに追加してもらった一品。
絶妙の火加減でアオリイカは固くならないギリギリの状態まで火が通っている。
そこに山椒のピリ辛さがしっかりと効いたソースの味わいがマッチしており、ある意味正統な中華料理という印象を受けた。


そしてこちらは「上海小籠包(750円)」。
写真には2つしか写っておらず、本来は3つで提供しているよう。
小籠包という事で皮を破らないようレンゲに乗せようとしたが、全員失敗。
折角の美味しく濃厚な旨味の入ったスープが逃げてしまった。
皮がどうしてもせいろに張り付いてしまうので、提供直後に食べるのが鉄則。


合わせて提供されたのが「トマト焼売(750円)」。
名前も見た目も文字通り「トマト」がそのまま入った焼売。
しかし食べてみるとなかなか手が込んでいる。
ジューシーな肉汁がたっぷり詰まった焼売を、さらにプチトマトで包んで蒸しあげたもの。
トマトのみずみずしさとたっぷりの肉汁が意外にもよくマッチする。


その後、間髪入れずに「季節の野菜ガーリック炒め(1800円)」が提供された。
通常、「野菜のガーリック炒め」を中華料理店で注文すると、油をたっぷり使って高温でさっと炒められた野菜を想像するが、こちらのお店ではそんな常識は通用しない。
野菜を衣で包んでもはや「炒める」ではなく「揚げた」ような料理はぱっと見、野菜炒めとは思えないような料理だが、味は絶品。
シイタケやズッキーニなどをジューシーな状態で仕上げガーリックがたっぷりと効いており食欲をそそる。
また、野菜炒めに振りかけられているパン粉を炒めたフレークがたまらない。
干したレーズン等も混じっており、病みつきになる一品。
これだけ手が込んでいるので1800円という少々高い金額もやむなしと感じる。


次に提供されたのが「鎮江黒酢のとろとろ角煮酢豚(2000円」。
知人曰く、最近はこれにハマってて、来るたびに必ず注文する一品とのこと。
今回は知人がこの角煮を2皿注文したのだが、最初は注文しすぎだろと思った。
が、食べてすぐに4名で1皿では足りないことが分かった。


写真ではわかりにくいがサイズは350ミリの缶程度はあるかもしれない。
かなりしっかりとした大きさだが、脂身と肉のバランス、八角などの香辛料をしっかりと効かせた味わい、さらには非常に柔らかい歯ざわりもあってか、不思議と2人でも食べられてしまう。


こちらの角煮が提供された際に、フォークとナイフも合わせて準備して頂いたが、使っているブランドは前回同様、フランスの「シャトーラギヨール」。
ソムリエナイフでも有名なこのブランドのナイフは、肉を切るとき非常に切りやすく使い勝手も良い。


また、こちらの「中国蒸しパン(1個200円)」を甘辛いタレにしっかり絡めて頂くと、1度で2度美味しく角煮を楽しめる。


そして、締めの炭水化物がこちらの「汁なし四川担々麺(1400円)」。
こちらも想像していたものとはかなりかけ離れており、麺が麺ではなくフェトチーネ。
たっぷりのナッツと挽肉がトッピングされており、4名で食べてもそこそこの量を楽しめるボリューム感。


そして、こちらが追加オーダーした悪大魔王スペアリブ(2000円)」。
知人曰く、「この店に来たら絶対に抑えたい一品」とのこと。
大き目のスペアリブが2本提供される。
今回は既にかなりの料理を食べているので2名で1本でも十分であったが、オーダーの品数が少なければ1人1本あった方が良いかも知れない。

計11品完食の後、ついついスイーツまで食べてしまう。
メニューに記載のないスイーツもあり、それらはiPadで写真と解説付きで紹介してもらった。


こちらはパッションフルーツとマンゴーを使ったナタデココ。
フルーツの甘味がしっかりと感じられ、量はそこまでではないものかなりのボリューム感を感じる。


こちらはアフォガード。
中華のデザートからはかけ離れているが、味わいは確か。


こちらはジャスミンを使ったクリームブリュレ。
確かに「ジャスミン」と前置きはあったのだが、食べてみて本当にジャスミンそのものの味わいを感じられた。
非常に不思議だが、味わいはしっかりとマッチしており違和感がない。

どのデザートもこだわりを持って作られていることが食べた瞬間にわかる味。
中華料理店ではあるが、デザートにも力を入れていて抜かりなし。

前回同様、雑踏から離れたオシャレで優雅な空間で、味もボリュームもたっぷりのモダンチャイニーズをワインと共に頂く最高のシチュエーションであった。
また、今回は4名という事で計11品+デザートを注文し、さらにワインもボトルで1本オーダーしたが、トータルの会計は27000円と味・ボリュームを考えるとかなりのコスパ。
地元民でなくとも、神戸へ来た際には是非とも夕食で利用したお店であった。
ただ、非常に混雑しているお店なので、利用時は早目に予約をしないと難しい。

「老虎菜 オーキッドコート店」に関連する投稿はこちらからまとめてご覧になれます

老虎菜 オーキッドコート店四川料理 / 住吉駅(JR・六甲ライナー)摂津本山駅

夜総合点★★★★ 4.3

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.

*


CAPTCHA



This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.