福司　上等　特別純米

日本酒データ：

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北海道を訪れた際に地元のお酒ということで探していると目に入った一本。
オシャレなボトルに上等と書かれており気になったので購入したのだが、そのまま冷蔵庫に放置してしまい1年が経過してしまった。
色はほんのりグリーンのニュアンスを感じられるかどうかという感じ。
1年間熟成させた割には熟成感を感じさせない。
粘度は低く、グラスの縁をスッと落ちていく。
香りは流石にジューシーさやフレッシュさは感じられないものの、熟成香は僅か。
一方で、落ち着きのある米の旨味がしっかりと感じられ、酸のニュアンスも控えめ。
全体的に重厚な香りに仕上がっていることもあって、いわゆる日本酒の香りとは異なるものの、これはこれでアリという印象。
一方の味わいはやはり熟成感をほどほどに感じられる。
アタックは柔らかく、すこしトロみを感じられるような舌ざわりと共に、熟成された日本酒によく感じられる紹興酒のようなニュアンスがほんのりと出ている。
中盤はそのニュアンスに加えて米の旨味や甘味もそれなりに感じられるが、全体的にすっきりとした味わい。
余韻も同様で思ったよりキレがよい。
1年の熟成を経て程よい熟成感と米の旨味や甘味が混在する柔らかい味わいに仕上がった熟成酒。
＜アルコール度数15%、精米歩合60%＞

この日はたまたま仕入れることができた山梨県産のベビーコーンをメインに合わせてみた。
こちらは山梨に行った際にたまたま売られていたので購入したのだが、採れたてということもあって非常に新鮮。
オーブントースターで焼き上げて軽く塩を振っただけだが、そのみずみずしさとシャキシャキとした食感がたまらない旬の野菜。
その旬の食材と合わせてみたが、特徴的な味わいの日本酒ではあるが意外と相性は悪くない。
お互いを邪魔せずにそれぞれの味わいをしっかりと感じらる。
日本酒の落ち着いた味わいもだが、ベビーコーンのピュアな味わいは日本酒のみならずワインなどとの相性も悪くなさそう。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞