Vidadelsur CAVA NV（ボデガス　オリバーレス）

ワインデータ：

コメント：

久しぶりにカクヤスに行った際に、「コスパワインコイン泡」シリーズに新しい仲間が加わっていたのを見つけたので購入。
色はしっかりと色づいたゴールド系のニュアンス。
粘度は余り高くなく、ガラスの縁をスッと落ちていく。
泡はグラスに注いだ直後は大き目のものが目立ったが、少し時間が経つと泡のサイズも少しづつ細かくなってくる。
ボリュームもしっかりとあり、瓶内二次発酵で作られたカバの力強さを感じられる。
香りは控えめながら、グラスに鼻を近づけると程よい酸味とはちみつのような甘さ、若干ハーブ系のような花の華やかさを感じられるがそこまでしっかりと香るというタイプではない。
アタックは程よくキレのあるフレッシュな酸味がメイン。
その酸味とともに熟した南国のフルーツのような甘味やはちみつのようなニュアンスもわずかに感じる。
そのアタックに少し負けてしまっているのか、泡は見た目からの印象ほどは強くなく、そこまでシルキーさは感じられない。
中盤からはハーブのような青さや苦みも少し感じられ特徴的な味わいではあるが、その後レモンやグレープフルーツなどの酸味が強い柑橘系のジューシーな味わいが次第に主張してくる。
キレはそれなりに良いのだが、飲み続けていると中盤で感じる酸味が口の中に残ってしまう感じもある。
ワインコインシリーズであることを考えれば十分コスパの高い泡であることは間違いない。
調べてみると、海外では8ユーロ程度（約1000円）で流通しているようなのでかなりお得な金額設定となっている。

インプレッション：

この日はワンプレートディナー。
ハワイアンガーリックシュリンプ、ワカモレ、ゴボウサラダ、チキンピカタなどなど、なかなか様々なメンバーが揃った賑やかなメニュー。
それぞれガーリックやアボカド、マヨネーズやケチャップなど、もはや統一性の無い味わいではあるが、それぞれの味わいを邪魔せずにバランスよくフィットする。
若干酸味が強めであることが良かったのか、個性的な味わいにも負けずにしっかりと主張しており合わせる料理のタイプを選ばなそう。
困ったときにとりあえず飲めるお手軽な泡。