大信州 槽場詰め 再 生酒 純米大吟醸



購入場所
購入日 2024年08月14日
購入金額(税込み) 2200円
テイスティング日 2024年08月16日

日本酒データ:

地域 長野県
タイプ 純米大吟醸酒
使用米種 ひとごこち
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:

長野県を訪れた際に、こだわりの地酒を扱う地元では有名な酒屋で購入したもの。
色々とその時の気分や好みを伝えると、それに合わせた長野県の地酒を選んでもらえるのだが、いくつかセレクトしてもらったものの中で毎度の無濾過生原酒という文字に惹かれてこちらを購入。
色はうすにごり系を思わせるほんのり白色だが、向こう側がかろうじて見えるか見えないか程度のもの。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁できた脚がゆっくりと伝わり落ちていく。
香りはそこまでガッツリというタイプではないが、ラムネのような甘さを感じられるもの。
そこにほんのり酒粕の風味も混じり、とても柔らかく親しみやすく、いわゆる日本酒感はほぼ感じさせない。
口当たりは僅かに発泡感があるためか少し刺激を感じられるもの。
ただ、その刺激とともにジューシーでしっかりとした米の旨みと甘味が感じられ、程よいバランス感となる。
そして余韻には米の甘味と酒粕の風味をしっかりと楽しめる。
酸とわずかな発泡感の刺激が程よいうすにごりの甘味や旨みとバランスよく絡み合う限定生産のフレッシュ感ある純米大吟醸。
<アルコール度数16%、精米歩合:49%>


この日は定番の野付産ホタテと、福島県南相馬市に会社を構える「香の蔵」が作る「クリームチーズの仙臺みそ漬」、さらに大分産の黒毛和牛の炙りと合わせてみた。
野付産のホタテはいつも通り甘味がしっかりとしており、冷凍ものの割にはホタテの貝柱の繊維感もちゃんと感じられるもの。
魚介類独特の臭みも全く強調せず、全く違和感なくマッチ。
「クリームチーズの仙臺みそ漬」は以前放送されていた出張族の主人公が東京に戻る新幹線の中で出張先の地で購入した地元の名産をお酒と共に味わう「居酒屋新幹線」で紹介されたもの。
ドラマ内では日本酒とのマリアージュが表現されていたこともあり、たまたま仙台方面に行く用事があったので購入してみた。
味噌漬けということでガッツリと味噌に漬かった味わいがするのかと思いきや、意外にもクリームチーズの甘味がさらに強調され、程よく塩分が乗っているような、文字通り酒のつまみとなる味わい。
味噌漬けに使用している仙臺みそは仙台みそとも呼ばれているようで、辛口の赤みそとのこと。
味噌だけでも楽しむことが出来る味わいのものということで、その味噌にしっかりと漬かったクリームチーズの味わいにも納得。
程よく塩味を感じられるクリームチーズと甘味と旨みがしっかりとある日本酒は正反対の味わいではあるものの、クリームチーズを食べると日本酒が、日本酒を飲むとクリームチーズが欲しくなるスパイラルにハマる。
そして大分産の黒毛和牛の炙りはしっかりとした肉の旨みと脂感を感じられるもの。
他の2品と比較すると方向性は全く違うが相性は悪くない。
ただ、他の2品と比較すると少々相性の良さは劣るかもしれない。
総じて懐の広い日本酒ではあるが、肉系よりは魚介など食材との相性の方が良いかもしれない。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>

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