日本航空当日アップグレード受付方法変更に伴う影響

（2023/05/03記載）
2023年のJALスマイルキャンペーンでは全路線を一律6600円という破格で提供していたこともあり、久しぶりに日本一周のルートを1日で回るべく以下のルートで予約。

こちらのキャンペーン、初回開催時はサーバーが落ちて全く購入出来なかったのだが、改めてキャンペーンのやり方を変えたこともあってなんとか目的のフライトを全て購入。
通常であれば全て普通席・スペシャルセイバーで購入してもFOPは5530貯まるのだが、今回はプロモーション価格ということでこれだけ飛んでもトータルで貯まるFOPは3022というのはご愛嬌。

予約は全て普通席なので当日アップグレードでファーストもしくはクラスJを狙っていたのだが、2023/4/12から当日アップグレードの金額がさらに10%値上がっただけでなく、そもそもの運賃体系自体の改定があり、それに伴い当日アップグレードのルールも変更となったよう。

従来であれば
・当日の利用便に空きがあれば出発空港で時間制限なくアップグレード、ない場合はキャンセル待ちが可能
・乗り継ぎ便は利用便に空席がある場合に限り最初の出発空港でのアップグレードが可能、ただしキャンセル待ちは不可
という運用であった。

それが今回の変更で
・当日アップグレードは3時間前からweb経由で可能（従来のように空港に行く必要なし）
・空席待ちについても同様でwebから申し込み可能
という運用になった。

ということで、従来であれば確実なアップグレードの為にたとえ利用便が夕方であっても空港カウンターが開く早朝時間帯にわざわざ行く必要があったところ、3時間前という制限付きではあるもののwebからのアップグレードができるようになったのは改善ポイントであった。
特に始発便の場合は公共交通機関を使った場合は空港到着時刻が空港カウンターが開いたあとの時間となることが多いため、朝の時点では空いていたファーストクラスやクラスJが空港カウンター到着時には埋まっていることが多くあった。

一方で、web上には「当日乗継便のアップグレードの運用」についての運用変更は明示されていないが、後述の通り、一律「出発の3時間前」のルールが適用されたよう。
従来であれば今回のように一日中乗り継いでいた場合、朝一番に空港に行った時に空席があればたとえ夕方・夜の便でもアップグレードできていたものが新ルール適用後は出来なくなったのは一日中乗り継ぐ場合には大きな改悪ポイントとなった。

久しぶりの1日で5レグという強行スケジュール。
乗り継ぎ時間が最小で30分、最大でも1時間半という、よく言えば無駄のないプラン。
ただ、初便の福岡着がいきなり10分遅れ、那覇行きの搭乗が最終の呼び出しギリギリのタイミングとなったりと、出来ることなら乗り継ぎはラウンジ利用時間も含めて1時間は確保したいところ。

今回は1日で5レグの移動プランで予約を行い、初便の羽田→福岡については出発時間の3時間前に自宅からweb経由でファーストクラスにアップグレード、その後空港に向かい空港カウンターで残りの4レグを乗り継ぎということでクラスJもしくはファーストクラスにアップグレードを行った。
が、福岡到着時に「2023/4/12からの運用変更に伴い、本来であればアップグレードできない4レグ分を羽田地上係員の間違いによりアップグレードした」との説明を受けたので、上述の通り乗り継ぎ便か否かを問わず、当日アップグレードは一律3時間前というルールに変更になったと考えた方が良さそう。

こちらが今回のルートの予約時に指定した座席状況。（最終の千歳→羽田は表示できる件数上限を超えているため表示されず）

そしてこちらが当日朝に羽田空港で全便アップグレードした後の状態。
システム上も正しく反映されているので、マニュアルでのアップグレード対応は従来通り可能なよう。

一方で、空港カウンターでの当日アップグレードも含めて一律3時間前ルールになったのかは現時点では不明。
こちらは次回の移動の際に改めて確認してみたいが、今回の変更が当日アップグレードを空港で受けることに対するグランドスタッフの業務負荷削減が目的であるならば、恐らく当日アップグレードそのものが例外なく「出発の3時間前、webからのみ」の運用となったのではないかと思われる。