KURAMBONBON　ピオーネ　NV（くらむぼんワイン）

ワインデータ：

コメント：

山梨県滞在時に「山梨ワイン」縛りで購入したもの。
スーパーで山梨県産ワインコーナーを見ている時に発見。
こちらの造り手のワインは時々飲んでいるのだが、かなりキャッチーでポップな印象のピオーネで作ったロゼワインということで、試してみることにした。
色はロゼとは言いつつも、若干オレンジがかった優しい色合い。
わずかに発泡感もあり、非常に細かい泡が時々グラスから沸き立つようなイメージ。
粘度はそこそこでグラスのふちに少しだけ脚が出ているのを感じられるかどうかという感じ。
香りは一言で言ってしまえば、フレッシュな搾りたてのブドウジュース。
食用ブドウで作っているということもあって、ジューシーなブドウの甘味とわずかに皮の青臭さを感じられ、ワインのようなアルコール感はほぼゼロ。
口当たりはわずかに発泡感が感じられ、少し刺激的なアタックながらもイチゴのような甘味とブドウの果実感を一気に感じられる。
ボディーにはジューシーなブドウの旨味と果実感がとても豊かに感じられ、薄さは一切ない。
余韻はわずかに皮の渋みのニュアンスを感じられる。
香りから味わいまで、とにかくブドウ感が半端なく、その果実感や甘味に発泡感が刺激を与える面白い仕上がりのワイン。
アルコール度数も9％と低めなので、スイスイと飲めてしまうのが困ったところ。

インプレッション：

この日は「中華系お惣菜＋ロゼ」のイメージで合わせて頂こうと思っていたが、一口飲んで直感的に料理と合わせるよりワイン単体で楽しんだ方が美味しそうと感じた。
が、とりあえず合わせてみた。
油感の強めな春巻きやハムカツではあったが、思いの外、相性は悪くない。
強めに感じられる油感がワインの果実感や甘味によって和らげられ、美味しく楽しめる。
ワイン単体・食中酒いずれでも幅広く対応できそうな味わいであった。