香家 style 横浜ダイヤモンド店

2013年5月31日 admin 国内食, 神奈川県, 食 0

名前：香家 style 横浜ダイヤモンド店

場所：〒220-0005 神奈川県横浜市西区南幸1-4 B1

地図はこちらからどうぞ

交通手段：各線横浜駅　徒歩約5分

営業時間：11:00～22:00　無休

また行きたい度：＝☆☆☆☆＝平日夜に気軽に寄れる立地が嬉しい、香港系坦々麺のお店

外部リンク：香家の公式ページへのリンク

備忘録：
前々からインターネットで気になっていた横浜ダイヤモンド地下街の坦々麺屋（？）である「香家」に行くことにした。
横浜の坦々麺というと、東口にある「匠」には良く行くが、調べてみると横浜の坦々麺屋ランキングとしてはどうやら、「東の匠」に「西の香家」らしい。

2013年5月下旬の平日夜、19時半頃に行ったが、客入りは7割程度といったところ。
平日の夜ということもあり、基本的には1人客が多く、2名で行った我々が並んで座る場所がカウンターの一か所のみ。
とは言え、待ち時間無しの入店であった。

事前に調べた情報だと、この店の看板メニューは「汁なし坦々麺」らしいが、メニューを見ていると「ハーフ＆ハーフ」と言うメニューがあった。
これは、汁なし坦々麺2種類と普通の坦々麺2種類の、計4種類から2つを選ぶことが出来て、さらには小ライスとザーサイが付いて990円という欲張りメニュー。

初来店と言うこともあり、汁ありと汁なしの両方を食べたかったので迷わずにこのセットを注文。
今回のチョイスは、麻辣汁なし坦々麺と姫・坦々麺。
待つこと5分ちょっとという速さで提供された坦々麺は、それぞれハーフサイズとは言え、見た目はそれなりの量があるよう。

麺が伸びないうちに、最初は姫・坦々麺を味わうことにした。
麺は細めのやや縮れタイプ。モチモチと言うよりも、比較的水分を吸いにくいように作られているのか、ぱさぱさ系のイメージが強い。
固ゆでの麺に油主体の醤油ダレをかけて良く混ぜて食べる香港の屋台で出されているような料理に使われている麺、という感じ。
ラーメン等のスープとよく絡み一体感を醸し出すように作られた、と言うよりは、スープと麺がそれぞれ単独で主張しあうようなイメージ。

一方のスープは、汁あり坦々麺の中では一番辛くないものを注文したのだが、それなりにピリッとした辛さは感じられる。
ただ、単に辛いというわけではなくゴマの風味が濃厚に効いており、砕いたカシューナッツがその濃厚さを更に引き立てる。
濃厚トンコツとはまた一味違った濃さを体感出来るスープは個人的には好きな部類。
なお、セットで付いてくるライスは、食べ終わった汁にドカっと入れておじやにして食べると、これがまた旨い。

かたや汁なし坦々麺は山椒が効いている麻辣汁なし坦々麺を注文。
こちらは麻辣の素（？）の山椒が別皿で出てくるので、自分で辛さ度合いというか痺れ度合いというかを調整出来るのがありがたい。
店員から「下から良くひっくり返して食べてください」と言われて頑張ってひっくり返したのだが、これが意外と大変な作業。
麺を下から引っ張りだしてひっくり返す事ですら大変だが、更に刻みネギや糸唐辛子をうまく混ぜようとするとかなりの作業。

こちらの汁無なし坦々麺、見た感じ、汁あり坦々麺とはどうやら麺が違うような気がした。
汁あり坦々麺と比べて少し太めでモチモチ感がある印象を受けた。

味わいとしては、辛さがベースであることは確かだが、醤油系？の旨みのある味わいと、山椒のピリ辛さ、
刻みネギと砕いたカシューナッツが見事に調和して、いわゆる「坦々麺」とはちょっと違った味わいに仕上げられている。
汁あり坦々麺でも書いたが、油と醤油系の調味料をミックスしたタレを、少し固めでポソポソとした黄色い細麺にかけて食べる香港式の麺料理を思い出す味わい。

正統派の坦々麺とはちょっと方向性が異なるが、味わい高い事は間違いない。
ダイヤモンド地下街にあり、年中無休で22時までの営業という行きやすさ抜群の条件は、平日の「帰りにちょっと一杯」にもってこい。

店舗外観
ダイヤモンド地下街の、メイン通りから高島屋側に一本ズレた通路のカドにある