（2015/08/04記載）
2015年7月上旬、滞在しているクウェートから日本への戻りで利用した。
カタール航空はドーハから羽田と成田にそれぞれ毎日1便ずつ運行しているが、羽田便は実質1日で着く（クウェートを朝4時に出発し、羽田へ当日の23時着）事と、やはり都心へのアクセスの利便性から、個人的には断然羽田便をオススメしたい。
運賃についても空港から自宅までの交通費を考えるとそこまでの差はなく、決して悪くはない。
また、羽田便はボーイング787で運行、成田便はボーイング777で運行しているということもあり、こちらも非常に重要な要素。
ビジネスクラスのコンパートメント。
ヘリンボーンの配列が新鮮。
今回は1名での利用ということもあり、1・2・1名の5列ヘリンボーン配列のシートのうち、5Kを選択した。
機体内側の2列席は、ハの字型。
特にまた7列目の座席は両サイドが荷物スペースとなっており、かつ6列目との間は乗降口のため通路となっておりプライベート感は抜群。
日本便ということもあり、日本人ビジネスマン・旅行客等でほぼ満席の状態であった。
シートはクウェート～ドーハ便と同様に、逆ハの字配列でフルフラットになるタイプであった。
777のシートと比べ、ピッチは明らかに狭い。
また、シート幅も777と比べ圧迫感はあるが、その分、プライベート感は格段に上である。
エティハドのエアバス340と比べると、通路アクセス部分がオープンになっているため、通路や隣の席からの目線は気になる。
が、逆に設計が新しい為、「かゆいところに手が届く」配慮がされている。
例えばサイドテーブル。
iPadがおける位のスペースがあり、このスペースが非常に重宝する。
そして靴用の収納スペース。
こういった細かい配慮が長距離フライト時にはありがたい。
また、座席のアレンジメントも細かく調整できる。
デフォルトでは通路側の肘掛けが降りている。
テレビも大型液晶が配置されており、リモコン自体がスマホタイプになっている。
就寝時にテレビは消したいけど、現在地等の情報は時々確認したい、という時にスマホ型端末が非常に役立つ。
このような細かい気遣いのおかげで、同じカタール航空777やエティハド航空の340の座席よりも格段に居住性は高い。
また、トイレにも窓がついており開放的。
さて、実際に搭乗するとウェルカムドリンクがサーブされ、その際に食事はオーダー制で「好きなときに好きなものをオーダーしてください」との案内があった。
早朝ではあったが、久しくお酒を飲んでいなかったので、ウェルカムドリンクとして思わずロゼ・シャンパンをオーダー。
料理は洋食と和食のチョイスがあったが、和食に関しては離陸後2時間経たないうちに完売となった。
また、洋食についてもこちらが「後で食べたい」という意思表示をすると、「リザーブしておきます」と言われたので、搭載量が比較的シビアなのかも知れない。
料理のメニュー。
今回は洋食をアラカルトでオーダーした。
アペタイザー。
シナモンの味わいが印象的。
その他に海老のサラダをオーダー。
白ワインと合わせて頂いた。
その後、白ワインをもう一種類試した。
やはり中東エアラインのナッツはいつ食べても美味しい。
着陸前の食事として予め肉料理をリザーブしておいた。
洋食の肉料理を頼んでいたのだが、なぜか和食のものが提供された。
赤ワインと合わせて頂いた。
この料理には落ち着いているサンテミリオンの赤がマッチした。
日本～ドーハでは和食をオーダーしたが、個人的には量や味等をトータル的に考慮しても、洋食の方がオススメのような気がした。
ただ、日本発便であれば食事は日本で作っているはずにもかかわらず、その和食のレベルがそこまで高くなかったのが少々残念であった。
一方のワインリストは非常に充実していた。
まず泡から。
スパークリングではなくシャンパンが2種類準備されている。
白のワインリスト。
個人的にはソーヴィニヨンブランの方が好みであった。
赤のワインリスト。
オーストラリアのシラーズの方が特徴的な味わい。
その他、甘口の白等、品揃えは豊富であった。
アルコール類はウィスキーからビール等様々取り揃えてあったが、ワインについては泡・白・赤がそれぞれ2種類、その他に甘口のゲヴュルツトラミネールであったりアマローネ等も搭載されていた。
同じカタール航空でも使用機体が異なるとここまで印象が変わるのかというのが正直な感想であった。
個人的には1人利用であればプライベート感のある787を、2名であれば、広々と使える777をチョイスしたいというところであった。
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