Yellow tail Shiraz 2021（カセラ　ファミリー）

ワインデータ：

コメント：
オーストラリアのワイン卸が日本進出のために送ってきたサンプルを試飲する際に、日本のスーパーで気軽に購入出来る価格帯、かつ何となく手に取りたくなるようなエチケットのワインを一本比較用に飲んでみようということで購入したもの。
色は若干赤のニュアンスが強めの濃い赤紫色。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁に脚が出る。
グラスに鼻を近づけるとジューシーで濃厚なブラックチェリーやカシス、プラムのしっかりとしたニュアンスを感じられる。
加えて鼻の奥に抜けるような僅かなスパイス感も加わり、シラーズらしいニュアンスを感じられる。
僅かにバニラのような樽のニュアンスも見え隠れする。
アタックにはチェリーを思わせるようなジューシーな甘味をしっかりと感じられる。
その味わいは中盤からはレーズンのような凝縮された濃厚ブドウの味わいへと変化し、同時に渋みも中盤からしっかりと主張してくることもあり、しっかりとしたボディーとなる。
そして余韻にはスパイスのようなピリピリっとした刺激と共に僅かな甘味が口の中に残る。
甘味がやや強すぎる気もするが値段を考えれば万人受けするコスパの高い味わいではあるが、飲みすぎると飲み疲れてしまうような印象を受けた。
ジューシーな甘味としっかりとした渋みが濃厚な味わいを形成するエチケットが印象的なお手軽コスパシラーズ。
＜アルコール度数13.5%＞

インプレッション：

この日は既に夕食を済ませていたこともあってシンプルにナッツと合わせた。
ナッツの味わいや油感にも負けない力強い味わいで、相性も全く問題なし。
料理との相性はそれなりに幅広そうで煮込み系メニューからシンプルにステーキまで色々な料理としっかりとマッチするような印象であった。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞