陸奥八仙　Spring Drop　四社合同生原酒　特別純米

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青森県の4つの有名酒蔵である西田酒造（田酒）、八戸酒造（陸奥八仙）、三浦酒造（豊盃）、鳩正宗酒造（鳩正宗）がそれぞれ華吹雪を使って醸した特別純米酒がオシャレで統一感のあるラベルを纏った4蔵合同の限定コラボシリーズ。
今回はそのうちの「陸奥八仙」を頂くことにした。
色は輝きがありクリア。
粘度は比較的しっかりとあり、グラスの縁にしっかりとした脚が見られる。
香りは甘味とアルコール感、シャープな酸が同居する少し変わった印象。
わずかにお香のような独特な香りを感じられる。
口当たりはとても柔らかくフルーティーで甘味が豊か。
ジューシーで厚みのあるアタックではあるが、甘味がしっかりと効いていることもあってかついつい飲みすすめてしまう。
中盤でもやはり甘味主体の味わいではあるが、少しずつ酸のニュアンスを感じられることもあってかしつこさは感じられない。
そして余韻でもそのフレッシュな酸が口の中に残ることもあり、思ったよりキレが良い。
柔らかくジューシーで甘味豊かな味わいながら酸味がほどよく刺激することもありついつい飲みすすめたくなるコラボ限定酒。
＜アルコール度数15%＞

この日はシシャモとタケノコの煮物というなかなかおつまみチックな料理と合わせてみた。
シシャモはオーブントースターでシンプルに焼いただけだが、程よい塩味と卵の旨味が酒のつまみとしては最高の味わい。
意識して合わせたわけではないが、シシャモの塩味と日本酒の甘味は対極ではあるが思った以上に相性が良く、それぞれの味わいを邪魔せずにむしろ引き立てる。
タケノコの煮物は最近大量にいただく近所のタケノコをふんだんに使い宮崎牛とともに仕上げたもの。
しっかりと感じられる濃厚な牛肉の旨味と、みずみずしいタケノコの食感がベストマッチ。
牛肉の旨味と日本酒の相性も悪くなく、比較的幅広い料理と楽しめる食中酒として味わうこともできそうな懐の広い一本。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞