甲州ヴィンテージ 2015（勝沼醸造）

ワインデータ：

コメント：

山梨県に行った際、地元のスーパーでたまたま新ヴィンテージの中に旧ヴィンテージが一本だけ紛れ込んでいたので狙って購入した。
流石に4年熟成という事もあって、色は濃いめ。
若干黄色みがかかったグリーンだがとても輝きがあってクリア。
粘度もそれなりに高くなっており、しっかりと脚が出る。
香りはしっかりと濃厚。
完熟青りんごのジューシーで爽やかな酸味を感じさせ、わずかに蜂蜜のような甘さとエステル香を感じる。
味わいは香りよりも落ち着いており、果実感と酸味のバランスが非常に良い。
その果実感4年熟成という事もあり、それなりにボディーに厚みを与えており、薄くなりがちな甲州の弱点をバランスよく補っている。
余韻には優しい果実由来の甘味をしつこくない程度に感じる。
2000円弱でこの味の甲州ワインが味わるのなら決して高くは無いが、今回はたまたまバックヴィンテージが現行ヴィンテージと同じ金額で買えたのがラッキーではあったが。

インプレッション：

今回は家にあったトレーダージョーズのナッツと合わせた。
当たり前だが、お互いの相性は文句なし。
その後にたまたま残っていた神戸の「トアロード・デリカテッセン」のレバーペーストとも合わせた。
塩味が強めで、且つ様々なハーブの風味が効いた濃厚な味わいのレバーペーストだが、お互いに邪魔をせずにしっかりとマリアージュしていた。