一白水成　ささにごり生酒　特別純米

日本酒データ：

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久しぶりにこちらの店に日本酒巡回をした際に見つけたもの。
ささにごりということで、色はほんのりと濁りがかったもの。
粘度はそれなりにあり、しっかりとした脚がグラスの縁をしたたり落ちていく。
香りは純米の特徴である穀類の香りは控えめで吟醸香までではないものの、バナナのような感実感や米ともろみの甘味がしっかりと感じられる。
アタックはしっかりと濃厚で、にごり酒特有の甘味を楽しめる。
中盤にはそこに米の濃厚な旨味が加わり、生酒らしいフレッシュな酸のニュアンスもありしっかりとした飲み応えとなる。
余韻には米由来の甘味と共にアルコール感もそれなりに感じられる。
生酒らしいフレッシュな酸とにごり酒特有の甘味を楽しめる季節限定の味わいが楽しめる一本。
＜アルコール度数16%、精米歩合55%＞

この日は自家製のシウマイと毎度の野付産ホタテの刺身と合わせてみた。
今回の自家製シウマイには以前に殻付き生ホタテを購入した際にばらして干しておいた貝ヒモを入れてみたが、これが大正解。
味付けに使った醤油ベースのタレとホタテの旨味、そして程よい食感がアクセントになり、シウマイの味わいがワンランクアップしたような感じとなった。
肝心のお酒との相性だが、濃厚な甘味がしっかりと感じられるホタテの刺身とお酒の旨味がしっかりとマッチ全く違和感無し。
そしてバージョンアップした自家製シウマイとの相性だが、こちらも悪くはない。
ただ、シウマイに入れた玉ねぎの風味と日本酒の味わいが若干ケンカしているような感じもしなくはなく、相性という意味では可もなく不可もなしと言ったところ。
なんとなくだが、この柔らかくしっかりとした甘味のある味わいは肉料理よりは生臭さの少ない魚介系の料理と合わせた方が良さそうな印象。
また、料理とあわせずとも日本酒だけでも十分に楽しめるような感じもする。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞