Paolo Scavino Dolcetto D’Alba 2022（パオロ　スカヴィーノ）

ワインデータ：

コメント：
いつもの如くこちらのお店で色々と探していると、仲良しのスタッフの方から「コスパ良くてきっと味わいも好みのワインです」とオススメされたもの。
こちらのお店は常に30%オフで売られているワインが何種類もあるのでついついそちらに目が行ってしまうが、たまにはおオススメして頂いたワインもいいかな、ということで購入してみた。
色は鮮やかな赤紫系の色合いで、しっかりと色付いており輝きもある。
粘度はそれなりに高く、グラスの縁からゆっくりと落ちていく。
グラスに注いだ瞬間に辺りに華やかでジューシーな香りが広がる。
その香りはラズベリーや木苺を思わせるような甘味と酸味が入り混じったような香りを中心として、ほのかに赤い花のような華やかな香りも感じられる。
口当たりはとてもジューシーで濃厚。
ラズベリーや木苺を思わせるような甘酸っぱくも濃厚な果実の味わいが口の中のサッと広がっていく。
続いてしっかりとした酸が主張し、たっぷりと感じられる甘味と共に厚みのある味わいを形成していく。
余韻も比較的長く、アタックで感じられる甘酸っぱさが口の中でしばらく余韻を残していく。
しっかりと熟した赤い果実をギュッと絞ったようなフレッシュ感ある味わいが印象的。
まだまだフレッシュ感がたっぷりでもっと寝かせて落ち着かせて飲んでも美味しいかもしれないワイン。
＜アルコール度数13.5%＞

インプレッション：

この日は数日間煮込んだ自家製の牛すじ赤ワイン煮込みと合わせてみた。
ベースはトマトで仕込んでひたすら煮るのみといういたってシンプルな料理ではあるが、時間をかけていることもあって牛すじはトロトロになりトマトをはじめ様々な野菜の味わいがしっかりとしみ込んでいる。
そのシンプルながらもしっかりとした味わいの煮込みと、比較的骨格のはっきりとしたワインの組み合わせは絶妙なバランス。
トマトと野菜のみで仕上げた煮込みということもあり、もしかするとピノノワールなどのもう少しライトで甘酸っぱい香りの方がバランスはよりよいのかもしれない。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞