Selection Agneau Rouge 2020（バロン　フィリップ　ド　ロスチャイルド）

ワインデータ：

コメント：
こちらのお店を利用する際はこちらのお店限定の30%オフワインを必ず購入するのだが、最近は高頻度で利用しているせいかあらかた飲み尽くした感が…。
ということで、久しぶりに10本11000円シリーズに手を出してみた。
こちらのワインは通常価格2200円だが、今回は1100円と半値でお得に購入。
色は若干赤紫感が強めで輝きがあり比較的濃厚。
粘度は高く、グラスの縁からしっかりと脚が出る。
香りは比較的強めでスワリングすると華やかな香りが辺りに広がる。
その香りはメルローを思わせるようなジューシーな果実を主体とし、しっかりとしたカシスの甘酸っぱいニュアンス、そしてアニスなどのスパイス感と共にほんのりと土のニュアンスも感じさせるボルドーらしい複雑なもの。
アタックは軽めでカシスのような甘酸っぱさを感じる。
次第にカベルネ由来のしっかりとした渋みと土のニュアンスがボディーに加わり、ボディーに厚みを加える。
果実感たっぷりのジューシーな味わいというよりはタンニンをしっかりと感じる重厚な味わい。
その渋みは余韻でもはっきりと感じられるがそこまで長くはない。
複数種のブドウの特徴をしっかりと感じられるボルドーらしいバランスの良い味わい。
＜アルコール度数12%＞

インプレッション：

この時期は季節がら赤というよりはしっかり冷えた白が飲みたくなるのだが、この日はかなり涼しくなんとなく赤が飲みたくなったこともあり、食事とは合わせずに軽くナッツと合わせてみた。
ナッツとの相性は言うまでもなくバッチリマッチする。
料理との相性もあまりにも主張が強いもの以外は全般的にマッチするオールマイティーな感じ。
やはりこの手の落ち着いたタイプのワインは少し肌寒さを感じ出す秋口のような気候の時に飲むとより一層美味しさを感じる気がする。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞