残草蓬莱　五百万石　特別純米

日本酒データ：

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この日は外飲みをした際にたまたまこちらの酒蔵のお酒を飲んだこともあり、帰りに立ち寄った酒屋で同じ酒蔵のお酒が売っていたので試してみることにした。
色は若干緑のニュアンスを感じられる艶やかさのあるタイプ。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁に脚が出る。
香りは純米らしくシャープでキレのあるタイプ。
程よいアルコール感と共に玄米のような穀類の香りをしっかりと感じられる。
一方口当たりは程よいトロみを感じ、米のジューシーな旨味と甘味をしっかりと感じられ、香りから感じたようなシャープさは控えめ。
米の旨味や甘味をしっかりと感じられる程よい飲みごたえはあるものしつこさは全くない。
そして余韻はキレがよく、米の旨味がフレッシュな酸と共に口の中をスッと駆け抜けていく。
米の旨味や甘味をしっかりと感じつつもキレのよさとフレッシュな酸でとてもクリアな飲み口が楽しめる一本。
＜アルコール度数15%、精米歩合60%＞

この日はシンプルに鰻丼と合わせた。
鰻丼は濃厚でしっかりとした甘味のあるタレとうなぎの脂がスムーズにマッチし、そこに山椒のピリ辛感がアクセントを加える。
その濃厚な味わいはスッキリとしたクリアな味わいの日本酒とそれなりにマッチする。
甘味と旨味をしっかりと感じられる味わいの日本酒がうなぎの甘いタレとよくマッチしつつも、日本酒の味わいそのものが比較的スッキリということもあってうなぎの味わいには全く影響を与えない。
料理自体は基本的シンプルだが少し甘味があるような天丼などと合わせると真価を発揮しそうな日本酒であった。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞